公立の試験の前夜、いつもと何も変わらない夜です。 「お母さん! 髪の毛、切ってよ〜。」 「いいよー!」 心の中では、『はあ〜? 今から〜?・・・』と思いつつ笑顔で答える母。
お風呂場でご要望通りにカットして、「ちゃんと流してね!」とドアを閉めると 「ちょっと〜、背中の髪の毛はらってよ〜!」と言うのです。 ドアを開けて、「ついてないよー!」と答えると 「うそだよ〜。ちゃんとはらってよ〜!」・・・こいつ、動揺してるな・・・。
毛なんて付いていない背中を丁寧にこする母。
「うちのクラスの川高受ける奴の髪型に似てる!」と満足そうなお顔。 「じゃあ、きっと受かるね!」・・・そんなわけ無いじゃん・・・。
もう今夜は寝た方がいいと思うんですけどー。 今日は、あなたが寝てくれないと眠れないんですけどー。
でも受験前夜に私ができるのは、こんなことぐらいだね。
がんばれ、受験生! もう、寝ておくれ!
|