狭山ひかり幼稚園_園長先生通信

美術館へ B [2005年10月28日(金)]
美術館で、監視の女性に除湿機を指差しながら
「これなんですか?」
「作品を守るために温度と湿度を一定にするためにあるんです」
「ありがとうございました。」

(これは数年前の話ですが)
手のないブロンズの作品(結構多いのです)を見て
「先生、どうしてあの人は手がないの?」
「あそこにいる人(守衛さん)に聞いてくれば」
「・・・」
「ここに来たときからなかったんだって・・・」 ??

ミュージアム売店で
「はい 有難うございました。400円です」
「領収書はないんですか。」
「絵葉書と一緒に入れております」(にこにこ)
(レシートを受け取り損ねた人があります。園長が預かっています。国立美術館に行った貴重な証拠、記念品です。どうぞ受け取ってください。)

「私は絵葉書よりこっちがいい」
「なあに?」
「これ」キーホールダーでした。ちょうど420円でした。

帰りに上野駅で、
「ああ いい匂い、カレー食べたい・・・」
私は母親達にだけ話したつもりでしたが、園児たちも聞いていたのかな、
ちょっと不安になりました。

「おうちに帰ったら、どうしてこの絵葉書を買ってきたのか話せる??」
「うん、話せるよ」
「うちはお母さんとお父さんと、00(弟)でしょう。だからみんなに一枚ずつ。私は2枚」
「これきれいなんだもん。だから」
ルノワールの「帽子の女」を見ながら「これ、前見たことあるから」
ビュッフェの「にしんのある生物」をみて、
「これ、園長先生の書いたのと同じ」

私の観測では一日の歩行距離・・・約7キロメートル
しかも幼児にとっては首を持ち上げて、見上げながらの美術館見学
団体での電車利用、美術館の静寂、雑踏の中の移動・・・
非日常の世界に身をおいて、気を使いながら、緊張しつつの一日でした。
子ども達はきっと疲れたことでしょう。
でも体力もつきました。
心配することは一つもなく、
雨などへっちゃら、
ゴミは出さず、
ききわけがあり、
本当に手のかからない立派に育っている子ども達でした。
どこに連れて行って安心できる子ども達です。
事故もけがも迷子も心配もなにもなく、
秋晴れのさわやかさそのまま、いい一日でした。

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