美術館で、監視の女性に除湿機を指差しながら 「これなんですか?」 「作品を守るために温度と湿度を一定にするためにあるんです」 「ありがとうございました。」
(これは数年前の話ですが) 手のないブロンズの作品(結構多いのです)を見て 「先生、どうしてあの人は手がないの?」 「あそこにいる人(守衛さん)に聞いてくれば」 「・・・」 「ここに来たときからなかったんだって・・・」 ??
ミュージアム売店で 「はい 有難うございました。400円です」 「領収書はないんですか。」 「絵葉書と一緒に入れております」(にこにこ) (レシートを受け取り損ねた人があります。園長が預かっています。国立美術館に行った貴重な証拠、記念品です。どうぞ受け取ってください。)
「私は絵葉書よりこっちがいい」 「なあに?」 「これ」キーホールダーでした。ちょうど420円でした。
帰りに上野駅で、 「ああ いい匂い、カレー食べたい・・・」 私は母親達にだけ話したつもりでしたが、園児たちも聞いていたのかな、 ちょっと不安になりました。
「おうちに帰ったら、どうしてこの絵葉書を買ってきたのか話せる??」 「うん、話せるよ」 「うちはお母さんとお父さんと、00(弟)でしょう。だからみんなに一枚ずつ。私は2枚」 「これきれいなんだもん。だから」 ルノワールの「帽子の女」を見ながら「これ、前見たことあるから」 ビュッフェの「にしんのある生物」をみて、 「これ、園長先生の書いたのと同じ」
私の観測では一日の歩行距離・・・約7キロメートル しかも幼児にとっては首を持ち上げて、見上げながらの美術館見学 団体での電車利用、美術館の静寂、雑踏の中の移動・・・ 非日常の世界に身をおいて、気を使いながら、緊張しつつの一日でした。 子ども達はきっと疲れたことでしょう。 でも体力もつきました。 心配することは一つもなく、 雨などへっちゃら、 ゴミは出さず、 ききわけがあり、 本当に手のかからない立派に育っている子ども達でした。 どこに連れて行って安心できる子ども達です。 事故もけがも迷子も心配もなにもなく、 秋晴れのさわやかさそのまま、いい一日でした。
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