| >>そして大切な人たち |
| 昨年末、然程望んだわけではないが、やむを得ず法人を設立する事となり、今年の4月に登記を済ませた。これまで経験した事のない茨の道を歩み出したわたしは、いつもの強気と勢いと情熱とで前に進んでいるつもりでいた。 しかしながら、当然勢いだけでは経営は成り立たない。時には思慮分別して選び進むという慎重さも必要となる。かといって慎重になりすぎても何も出来ないし何も生まれない。こうしてこの何ヶ月間か、かつてした事がない思考を否応なしに巡らせる事となった。 深く物事を考えていると、いつしか頭だけではなく全身全霊を駆使するに至り、発端は仕事の事であっても、自分を取り巻くすべてを想うようになる。そして今置かれている状況の中での思考故、普段以上に深く自分を見つめた結果得た収穫は、目の前にいる煙たいと思っていた人が、本当はわたしを支え続けてくれた人だったと気付いたという事である。 前述の「大切な人たち」同様、何かしらの分岐点にたった時、初めて気付く事がある。昨年末からの怒涛の日々は、そういった場面に遭遇しなければ気付かずに通り過ぎてしまったであろうわたしに、敢えて仕向けられた必然なのかもしれない。 大人になって、それも比較的最近になってわかった事がある。人はとかくあたりのいい人間をいい人だと思い込み、表面的な優しい言葉や行動にほだされがちである。だけれども、本当の優しさを持った人と言うのは、決してそういう人間ではないという事である。 |
| -------2008.08.27 |