夫婦が離婚した場合、女性が子供を引き取り、男性が養育費を払うケースが多い。養育費は家庭裁判所の審決や民事での判決によって義務付けられる。しかし、その後払わないケースが多くある。もちろん訴えれば強制的に取り立てることができるが、泣き寝入りが多く、訴えても支払い能力がなければ、実効性が疑わしい。
このような日本に対して、オーストラリアでは給料から天引きする制度になっていると、オーストラリアの主婦が教えてくれた。私は、すばらしいと、いたく感心した。しかし、彼女は、男はそのとたん退職するのですと言った。退職手当からは天引きされないようだ(退職手当は養育費を払う額に足りないということか)。私が「intentionally に退職するのですか?」と聞くと、彼女ははっきり「Yes, intentionally.」と答えた。退職より天引きの方を嫌うようだと説明していた。
義務を果たさない無責任を容認または放置しておいて良いわけがない。しかし、とことん厳しくすれば事態が改善するとは限らず、好ましくない結果が加わることをこの問題が示している。さらに「男」は勝手で無責任なものだと一般化すれば、もっと悪い結果をまねく。モーツアルト、アインシュタイン、ピカソは(男であるが)すばらしい。
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