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家電の互換性

目次

カテゴリ - [生活] - [家電]

電源

基礎知識

家電製品は電気で動く。一口に電気といってもその取り出し方によって、直流(DC)と交流(AC)の2種類がある。難しいことはさておき、生活する上では「直流=電池」「交流=コンセント」と理解して差し支えないだろう。

××という製品はUS or 日本で使えるか?―こうした疑問に答えるには、少なくとも次の2要素が関係する。

  1. 定格電圧
  2. 周波数(交流のみ)

この2種類の数値について、居住地域の値と、機械で定められた値とを一致させないと家電は決められた仕事をすることができない。最悪の場合、火災事故の原因ともなるので、規格外の使用は避けられたい。

直流

ポータブルラジオやテレビのリモコンなどは、たいてい乾電池で動作する。単一、単二など代表的な乾電池の仕様(大きさと電圧)は日本とアメリカとで共通であるので、安心して持ちだし/持ち込みができる。

ただし、充電タイプのものは充電器に規格があるので注意。特に電気かみそりやデジカメのバッテリ充電器は充電時間が長いので、発熱が問題になりやすい。

交流

アメリカの家庭用電源は110V/60Hzまたは120V/60Hzである。対して日本のそれは100V/50Hz(関東)または100V/60Hz(関西)の2種類がある。電圧/周波数それぞれについて互換性問題を考える。

電圧

日本を基準にすると、電圧が10%〜20%違う。電気製品の世界では、プラスマイナス10%の誤差を許容することが決まりごとであるので、理屈の上では110V地域なら変圧器を使わずとも日本製品を使える。

しかし、この決まりはあくまで一般的な供給電圧の変化(実はコンセントの電圧は一定ではない)に対応するためのものであり、「たまに110Vになっても大丈夫」という位に考えた方がよい。したがって「常に110V以上」の米国で日常的に使用することに、メーカーは何の保証もできない。もし、あなたの家が丸焼けになったとしても製造者責任は問えないであろう。素直に変圧器を使おう。

なお、パソコン本体またはその関連製品、そしてオーディオ/ビジュアル製品の多くは100V〜240Vを広くカバーする電源装置を備えている。こうした製品は変圧器なしに日米どちらでも使うことができる。

いずれにしろ、説明書の最後の方などに技術諸元の項があるので、かならず定格電圧をチェックされたい。

周波数

扇風機・ドライヤー・ミシン・掃除機など、モーター類を主要部品とする機械では、周波数の違いがそのまま出力の違いとなって現れる。たとえば、アメリカの扇風機を日本の50Hz地域で使うと少し回転が鈍くなることだろう。

なお、日本の多くの家電製品は50Hz/60Hzを自動認識するようになっており、日本→米国への持込みで周波数が問題になることはない。

電波

家電のうち、コードレス電話や無線LANなど、電波を使用する機器については電波の周波数帯にも配慮する必要がある。たとえば、米国のコードレス電話には900MHz帯、2.4GHz帯、5.8GHz帯の3種類がある。このうち、日本で問題なく使えるのは2.4GHz帯のみである。

逆に日本で利用可能だが米国で利用不可である周波数帯があってもおかしくないが、具体例を発見できないでいる。

無線LAN

無線LANにはIEEE802.11という国際規格があり、これに適合する機器であれば、世界各国どこでも利用できる。ただし、日本における5.8GHz帯規制に見られるように、各国の電波法に縛られる点には注意されたい。

電話/FAX

電話回線には無線LANのような国際規格がないため、互換性の正確な所は確認できていない。DC掲示板への投稿によると、電話・FAXともに日本製品がアメリカでも使えたという情報がある。

電話回線に繋がるかどうかを決める要素は複数あり、これらが全て一致しないと通話ができないし、最悪の場合、端末が故障したり、交換設備に障害を与える可能性もある。

モジュラー(端子)形状
少なくとも日本とアメリカではRJ-11という共通の形状が多い。
配線
同じモジュラー形状であっても、2線式・4線式など複数の配線方式がある。これはオフィス・ホテル・一般家庭と、建物ごとに変わる可能性がある。
極性
たまーに問題になる端末もあるらしい。
変調方式
アナログ/デジタルの別。デジタル回線にアナログ機器を接続するとすごく不幸になるらしいので特に注意が必要。

難しいのは、配線の項で触れたとおり、国というレベルではなく、建物レベルで異なる点である。一般家庭であれば電話事業者へ、オフィスであればそちらの技術担当へ個別に確認するしかなさそうである。

特に、ISDN・DSLなどのデジタル機器については規格が乱立しており、国を超えた互換性は望むべくもない。YahooBBのDSLモデムが他のDSL事業者では使えないといった状況に見られるように、原則として「契約する通信事業者が変わればデジタル機器も変更」と考えるのがよいだろう。